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ゲームミュージックの差異化ゲームと優越感ゲームは年季が入ってる


差異化ゲームや優越感ゲームとは無縁だったゲームミュージック - シロクマの屑籠


いやいやいやいや、ゲームミュージックはオタク内では昔っからしっかり差異化ゲームや優越感ゲームの素材として扱われてまして、ゼビウスだのドラクエ2の「lovesong探して」だのは最強!これに注目しないお前らはダメ!みたいに言われてたわけですよ80年代で既に。
んで、DQやFFのメインテーマやゼルダなどの有名曲なんかが子供時代をゲームで過ごした人たちにカジュアルに消費される中、スーパーファミコンの時期にはすっかり1つの文化に成長して、コナミの矩形波倶楽部、セガのS.S.T.BANDタイトーZUNTATAなど、ゲーム会社のライブが成立するようになったわけです。
カプコンなんかもデザインチームのあきまん西村キヌ達が有名になったイメージがありますが、アルフライラというユニットが形成されていたりと、ゲームミュージックのライブ展開は結構盛んに行われていて熱心なファンがついていたのです。


この動きが大きく注目されたのは90年、上記のメーカーユニットが一堂に会するゲームミュージックフェスティバルで、主催する角川のお家騒動が発生するまでの数年、ゲームミュージックファンの盛り上がりは絶頂に達していたのです(お家騒動後も同イベントは続きますが93年の分割開催でテンションがだだ下がり、95年が最後の開催となってしまいました)。


その後もZUNTATAだけはゲームミュージック界の伝説的存在として残り、「電車でGO」では一般にその名が知られるようにもなったり。


というわけで、ゲームミュージックの歴史はけっこういろいろあって、その中では優越感ゲームなんかも存在しましたよ、みたいな話。ZUNTATAがやたらと取り上げられる状況に反発する人も多かったしね。


加えて「オタクの外」という観点で見た場合、サブカルジャンルは自分たちの内面で優越感ゲームを取り入れることで自尊心を保つ傾向が顕著ですし、優越感ゲームの敗者側としてそれらを認識することも多いわけで決してそれらと無縁であるわけではありません。


ちなみに俺的ベストゲームミュージックは「メトロクロス」。オープニングからゲームオーバーまで音楽が一繋がりになってる非常に印象に残る名曲です。