オタク文化は子供文化から切り離されたんだなぁ
ありむーのサークルレポを読んで、「あぁ、こういう体験ができなかった点だけは、大学に行けなかったことを後悔するなぁ」と思う篠原です。専門卒の低学歴ですがなんとか生きてます。
で、この中ですごく気になった点。
それにしても……さっきから出てくる作品名が『メタルファイター ベイブレード』だの『極上!!めちゃモテ委員長』だの、朝の子供向けアニメばかりだ。そのへん現役生でもどれだけチェックしているか怪しいぞ。
この下り、普通に同感して読み流した後に違和感を感じた。
「朝の子供向けアニメばかりだ」。そう、ここだ。
ちょっと昔までアニオタを自認する者ならキッズ向けアニメも押さえていて当然だったのだ。
世間から「アニオタ=いい年して子供向けアニメを見ているけしからん連中。小中学生の登場人物に入れ込んでるロリペドたち」みたいな扱いを受け、“事実そうであった”ばかりか実際のアニオタ達の多くが世間が思う以上に入れ込んでいる時代というのがあったのだ。
魔女っ子モノと名作劇場がマストだった80年代から考えると、それらを一切無視して大人向けアニメを楽しめる現代というのはなんと豊富な選択肢が用意された時代だろう!と感慨深くもなろうものだよ。
で、余談。このエントリを読んだら山浦章の「オタクの用心棒」を激しく思い出した。オタクネタ好きにはサル漫と並ぶ名作なのでぜひ読め。
アニメ声優日高ノリ子とNHKとVHDとニュース速報は全部この漫画で印象が変わった。